在宅ホスピスについて
在宅の適応となる患者様
・病院やクリニックへの通院が困難な患者様
・自宅での療養を希望される患者様
・在宅末期療養を希望される患者様
・家で寝たきりのお年寄りの方
・認知症の患者様
・障害を持った患者様
・退院後の自宅での綿密なフォローが必要な患者様
在宅療養支援診療所とは
居宅で療養する患家からの連絡を24時間受け、患家の求めに応じて24時間往診・訪問看護を提供および手配できる体制を整えた診療所を指します。
在宅療養支援診療所の要件としては、以下の項目があります。
- 保険医療機関たる診療所であること。
- 当該診療所において、24時間連絡を受ける医師又は看護職員を配置し、その連絡先を文書で患家に提供していること。
- 当該診療所において、又は他の保険医療機関の保険医との連携により、当該診療所を中心として、患家の求めに応じて、24時間往診が可能な体制を確保し、往診担当医の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。
- 当該診療所において、又は他の保険医療機関、訪問看護ステーション等の看護職員との連携により、患家の求めに応じて、当該診療所の医師の指示に基づき、 24時間訪問看護の提供が可能な体制を確保し、訪問看護の担当看護職員の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。
- 当該診療所において、又は他の保険医療機関との連携により他の保険医療機関内において、在宅療養患者の緊急入院を受け入れる体制を確保していること。
- 医療サービスと介護サービスとの連携を担当する介護支援専門員(ケアマネジャー)等と連携していること。
- 当該診療所における在宅看取り数を報告すること。
在宅医療の費用
まずは往診と訪問診療の違いを理解して頂きます。往診とは患者様の求めに応じて実施される在宅医療を指し、訪問診療とは計画的医学管理のもと定期的に実施される在宅医療を指します。つまり、往診はその場限りで終わる可能性がありますが、訪問診療は常日頃から患者様の状態を把握しているため、病気の予防や緊急時での連携医療機関への紹介がよりスムーズにいくと考えられ、そのため保険点数も高く設定されています。
※以下は基本的な料金体系です。
1割負担の患者様の場合
往診の場合
1回につき650円(但し緊急・夜間・深夜加算は別途)
訪問診療の場合
月2回訪問した場合
在宅時医学総合管理料(月1回)=4200円
在宅患者訪問診療(1回=830円)=830×2=1660円
費用合計=5860円(但し検査・薬代は別途)
月4回訪問した場合
在宅時医学総合管理料(月1回)=4200円
在宅患者訪問診療(1回=830円)=830×4=3320円
費用合計=7520円(但し検査・薬代は別途)
連携医療機関
連携訪問看護ステーション
・貴志訪問看護ステーション
連携保険医療機関
・医療法人 春秋会 城山病院
・医療法人 医進会 高石加茂病院
・医療法人大槻会 大槻医院大伴診療所